本記事はUiPath Advent Calender 2022の20日目の記事です。

UiPath StudioXでのExcel操作は本当に遅いのか?

あるお客様の内製開発にて、取り扱うExcelのデータ件数が例えば1000件以上で、ロボットの動作時間を極力短くしたい場合、UiPath StudioXではなく、UiPath Studioでの開発を推奨している。ということがありました。

個人的にはプログラミング経験が少ない方、UiPath開発の習熟度(スキルレベル)が低い方には、StudioXから取り組み始めてもらいたいという思いがあります。自動化したい業務内容によってはStudioを選択しないといけないケースはありますが、Excelのデータ件数によってStudioを選択することはできるだけ減らせないものかと思いました。

ということで、 UiPath StudioXでのExcel操作は本当に遅いのか? を検証してみたという記事です。

UiPath Excel Performance選手権

ついでに、可視オプションのOn/Offや、Studioのモダンデザインエクスペリエンスとクラシックデザインエクスペリエンスの検証もやってみたので、UiPath Excel Performance選手権を開きたいと思います🥇

出場選手

本選手権の出場選手をご紹介します。

番号 通り名 Tool 種別 プロパティ等
1番 UiPathの顔 UiPath Studio クラシックデザインエクスペリエンス Excelアプリケーションスコープ(可視オプションON) + DataTable
2番 見えなくたって UiPath Studio クラシックデザインエクスペリエンス Excelアプリケーションスコープ(可視オプションOFF) + DataTable
3番 期待の新星 UiPath Studio モダンデザインエクスペリエンス Excelプロセススコープ(可視OFF) + DataTable
4番 Excelの中見れちゃうよ UiPath StudioX モダンデザインエクスペリエンス Excelプロセススコープ(可視ON) + Excelの繰り返し(各行)
5番 Excelの中こっそり見ちゃうよ UiPath StudioX モダンデザインエクスペリエンス Excelプロセススコープ(可視OFF) + Excelの繰り返し(各行)
6番 反逆のX UiPath StudioX モダンデザインエクスペリエンス Excelプロセススコープ(可視OFF) + DataTable

選手権のルール

1.環境:UiPath Studio 2022.10

2.処理内容:ダミーの個人情報が記載されたExcelデータを読み込み、一行ずつ繰り返し処理を行い、動作ログに3列分の情報を出力、ステータス列に登録ステータスを記載し、元のExcelに書き込む

3.100件(28KB)、1000件(165KB)、10000件(1455KB)の階級別とし、各階級毎に総時間を計測し、最も処理時間の短かった選手が勝利

4.3階級で最も成績の良かった選手が優勝

順位はいかに…

次の記事で選手権の結果を公表します!
よろしければ順位予想してみてください✨

ハッシュタグはこちら 「#UiPathExcelPerformance選手権」

優勝:
準優勝:
3位:
#UiPathExcelPerformance選手権


続きはこちら