執筆したUiPathの技術書が出版されることになりました!
ご縁あってUiPathの技術書を2019年から執筆しておりましたが、この度出版されることになりました😁
タイトルは 「基礎がよくわかる!ゼロからのRPA UiPath 超実践テクニック」 です🙂
第二話までの要約
「それまでアプリケーションアーキテクトとしてバリバリ働いてたエンジニアがRPAのプロジェクトやってみたら思ってたより楽しくて、かつエンジニアリングノウハウを活かすことできることがわかり、もっとエンジニアにもRPAに興味持ってもらいたいなって思ってエンジニア目線でのブログ書いてたら出版社から書籍執筆のお誘いがきた!」って感じです。
出版社の編集者さんと打ち合わせ
2019年の2月に入ってから、メールをくれた編集者さんと打ち合わせをしました。
「RPAに関する書籍を企画しており、色々調べていたら先生の記事を見つけて、わかりやすく書かれていて感動しました!」というではないですか。
先生とは私のことですw。セミナー講師をしていると先生と呼ばれることはあるのですが、編集者さんもほんとに使うんだなと、呼ばれると少しこっ恥ずかしくなりましたw
適応能力の高い私はすぐに「先生」であることを受け入れ、本題に入りました。
読み物系か、技術書か
よく話を聞くと、RPAに関する読みもの系(導入推進論や、今後のRPAの展望など)の書籍を考えていたようでした。まぁ私が書いてた記事もがっつり開発ノウハウというよりは概念的な記事が多かったので、そうだよな。と思いました。
しかし私は打ち合わせの前から決めていたことがありました。
当時、RPAの大規模導入経験は少なく、過去の経験値として業務改善やBPRを専門としていたわけでもなかったので、浅い知識で書いても響かないだろうと思ったこと、また当時から読み物系の書籍はRPAでも多く出ていました。
なにより、多分書いてて楽しくなさそう、続かなさそうだと思いました。楽しいとのめりこめますが、興味ないとやる気でないですよねw
ということで、私は編集者に「技術書を書きたい」と提案しました。そしてすかさず「UiPath」を売り込みました笑。
読み物系ではなく、技術書に企画を変更すること、UiPathをターゲットにすることは(私の笑ってない目を見て悟ったのか)すんなり受け入れられました笑。
初心者向けか、中級者向けか
もう一つ大事なことを決めなければなりません。読者ターゲットです。
ここも私は打ち合わせの前から決めていたことがありました。
当時は、初心者向けのUiPath技術書(有名なアレです)は出ていたものの、中級者向けの本は私が知る限りありませんでした。
そして、UiPathの研修を行う中で、中級的な内容に対する一定のニーズがあることを知っていました。
また一番大事な自分のモチベーションも、中級者向けの技術書であれば、楽しく書ける、大丈夫!と直感が訴えかけてきました。
そうして 中級レベルを目指す人に向けたUiPathの技術書 を書きたいと提案しました。
それに対し、結構強めに、「初心者もターゲットに入れてほしい」とリクエストされました(‘Д’)。 中級者向けの本はターゲットが狭く、なにか特別なことがないと売れにくいそうです。
本を出しても売れなければ出版社も困ってしまうわけですし、基礎的な内容を抑えておくことも大事なわけで、聞き分けの良い私は空気を察し、覚悟を決めました笑
こうして、初心者の方もゼロから学べて、実践的な内容を盛り込んで中級レベルを目指せる本という書籍企画の大きな方向性が決まりました。
最初の企画書
書いた企画書はこんな感じです。一部抜粋、脚色してます。
当初予定では、2020年4月刊行予定でした。(私がスケジュール守らず3カ月遅れになりました(/・ω・)/)
企画趣旨
昨今の働き方改革の盛り上がりやRPAブームにより、RPA業務自動化に対する企業の感心と期待は高まり、RPA導入に関する読み物系の書籍も多く出版されました。ただ、技術的な教育が難しく、実践に手間取っている企業も多くあります。 そのような状況である一方、RPAの技術書はまだ少なく、市場ニーズとしては高いのではないかと想定しています。
本書は、UiPath社のRPAツールUiPathを取り上げます。 基本的なツールの使い方はもちろん、RPA開発の進め方、高品質で生産性の高いロボットを作るポイント、ステップアップするためのノウハウ、テクニックを多数取り上げた一冊になります。
想定ページ数
A5判で、270ページほど
対象読者
- Excelマクロなどの開発経験がある⽅
- これからUiPathを始める⽅
- すでにUiPathを使っており、ステップアップしたい⽅
目次
あくまで企画段階の目次です。発売される書籍の目次は大幅に見直していますのでご注意ください。
込めた想い
個人的には 中級レベルを目指す方にとって、参考になる本にしたい という想いが強くありました。 また説明だけではわかりにくいし身に付きにくいので、 演習問題を解きながら学ぶ、失敗しながら学ぶというのを コンセプトにしたいと思い、構成を考えました。
書籍を書くのは初めてで、どれだけ構成を見直したかわかりません。 スクショの差し替えや、文章の見直しも相当しました。笑 わかりにくい表現も多くあるかもしれませんが、興味持っていただけて、読んでいただけたら嬉しいです。