執筆したUiPathの技術書が出版されることになりました!
ご縁あってUiPathの技術書を2019年から執筆しておりましたが、この度出版されることになりました😁
タイトルは 「基礎がよくわかる!ゼロからのRPA UiPath 超実践テクニック」 です🙂
Who am I ??
普段は都内の中堅SI企業に所属し、RPAの導入支援をしたり、研修講師をしたり、開発PMをやったり、プリセールスしたりしている普通のサラリーマンエンジニアです。 今はちょっとだけ偉くなって、RPAの技術責任者的なポジションをしています。
そんな普通のサラリーマンがどういう経緯で本を執筆することになったのかお話しします😁
RPAとの出会い
少しさかのぼると、私がRPAと出会ったのは2017年の夏頃です。 当時Xamarin(.Net Frameworkを活用したモバイルアプリのクロスプラットフォーム開発ツール)であったり、Windowsアプリ開発のアーキテクトをやっていたころ、会社でAI+RPAで新規プロジェクト立ち上げるからRPA側やってくれない?と言われ、担当したのが最初でした。
当時今ほどRPAが知られておらず、バリバリの意識高い系エンジニアであった私は、RPAと聞いて、正直つまんなさそう、イヤだなと思ったのを覚えています。AI側ならやりたいけど、RPAってマクロとかスクレイピングツールみたいなもんでしょ?
って思ってましたw
初めてのRPAプロジェクト
そうはいうもののサラリーマンですから、最初のRPA受託開発プロジェクトが立ち上がりました。
RPAツールは、うん、なに、ゆーあいぱす?
そう、UiPathでした。(お客様からの指定でした)
おー、中身は.Netなのね?へー。.Netなら専門分野だし、余裕だ!
案件の話を、聞いたらこんな感じでした。
・Webサイトから検索条件を指定し、表示された一覧をExcelに出力する。
・ 詳細ページにしか書いてない情報をExcelに追記する。
・ 詳細ページから添付PDFをダウンロードする。
・ 添付ファイルはテキストPDFもあれば、画像PDFもある。
・ PDFからは指定した一部の情報のみ抽出し、Excelにいい感じに追記する。
え、RPA=EUC?とか言ってる場合じゃないやん。めっちゃ難しいやん。どうゆうこと?
色々調査してると、Academyを見つけました。E-Learningあるなら余裕やな。
昔からやってる人は知ってると思いますが、当時のUiPath Academyは難解でした。 特に1章が一番難しく、1章で挫折する人が多数でしたw
そんなこんなで、めちゃ苦労しながら最初のワークフローを完成させました。
その時の私の気持ちわかります?
いわゆるビジュアルコーディングツールで、マクロに毛の生えたようなものでエンジニア向きではないだろうという思い込みは良くも悪くも消え去り、これはエンジニアリングノウハウが存分に生かせる領域だと思ったのです。
うまく動かないフローを試行錯誤して安定して動くようになったときもすごく嬉しかったです。
今見返すとぐちゃぐちゃなワークフローなんですが、一番思い入れがあります。
今でこそ、セミナー講師や、書籍を通じて、プログラミング経験のない方や初学者に方にも、どうすればわかりやすく伝わるか、実務で活用できる内容を伝えられるか、幅広い層を意識できるようになったのですが、 RPAと出会った当時、世間一般に言われていたRPAのイメージとは違うところに興味を持ったエンジニア(私)が、 世の中のエンジニアにRPAって意外と面白いよ 、ってことを伝えたいと思って、会社のブログで、エンジニア目線でのRPAの記事を書きはじめました。そのブログが編集者の目に止まって、書籍執筆の話につながっていった のです。